ACでHSPでカサンドラなフリーランス女の日記

田舎の中小企業で雇われ社長をしていたら鬱になったためフリーランスに転向することにしました。

カサンドラ症候群

昨晩、なんか寝たくないなーと思ったのは、実は夫への不満が理由だった。

不満があるから、旅先でモテたことを思い出して心の糧にしようとしていた。

 

ブログを書いているときは不満に気づかなくて、さあ寝よう、と思ったときに、ぶわーっと夫のこれまでの失言、されて嫌だったことを無数に思い出して、悔しくて眠れなくなってしまった。

 

寝たくないと思っている時は大体眠れないのだが、その中でもつらい形の不眠になった。

 

結局夫が起きてくるまで、ウトウトすらせず起きていてしまった。

 

イライラして、朝から冷凍チャーハンをかきこんで、二度寝。(万年ダイエッターなので普段なら絶対に食べない。)ニートの時間軸を利用して、5時間程度は寝れた。

 

その後カウンセリングへ行き、夫の相談をしてみた。

 

そうすると先生は、間髪入れずに「カサンドラですね」と一言。

 

その瞬間電流が走ったかのような衝撃があった。カサンドラ症候群については自分も疑ったことがあり、本を買って読んだことがあったからだ。

 

とっさに「やっぱり?!?!?!そうですよね?!」と言い、カウンセリング室に崩れ落ちそうになった。

 

カサンドラ症候群ということは、夫が発達障害であるということだ。

私はカサンドラの症状ど真ん中だが、何度調べても夫が「完璧に発達障害」とは思えず、自分の中でこの線を保留にしたままここまで来たのだ。

 

だからこそ、一瞬でカサンドラを見抜かれたことが、悲しくもあり、福音のように感じた。

名もなき孤独、苦痛、絶望に名前をつけてくれた気がした。思わず涙が出た。

 

夫の高IQ説の話もした。

ネットの有料IQテスト(7ユーロのやつ)なので信頼性がわからないが、まぁそれでなくとも小市民が触れられる「IQテスト」と名のつくテストで夫は必ず高得点をとっているためだ。(7ユーロのやつでは130だった。ちなみに私は107)

 

その話をしても先生は、よくあること、といったふうだった。高IQの人が発達特性を兼ねることはよくあると。

ノーベル賞受賞者の妻なんかそうなんじゃないか、大変そうだよねと。

 

先生の見立てでは、感覚過敏やこだわり傾向がないなら、病院に行っても診断はつかないだろうと。ただ、夫のコミュニケーションの不得手によって私がここまで傷ついているのは、カサンドラ症候群にかなり類似しており、コミュニケーション面では特性が出ているのだろう、とのことだった。

 

そして、薬物回復施設などでコミュニケーションのSSTを行っている経験を活かし、夫にもそれを行ってくれるとのこと…。結局SSTしか、ないらしい。

 

ここまで話が通じるというか、痒いところに手が届く先生って本当にいない。

 

辛いのは変わらないけど、辛さの原因が絞れてきたこと、そこに専門的にアプローチしてもらえそうなこと、軽く話したところ夫も前向きであることが、かなりの救いになった。

 

そもそも私のカサンドラは年中というわけではなく、夫が忙しいときに悪化する。

その間のコーピングというか、しのぎ方が上手くなったと思っていたけど、今日のように小爆発は起きてしまった。

 

もっと、こうなるときの傾向を理解して、自分で生き延びられるようになりたい。

 

今日は本当に良かった。

加藤諦三先生じゃないけど、今日を誕生日だと思って、歩んでいきたい。

 

創業社長に、浮気すれば?とか、もっといい人いるよ。と言われて本気で悩んでいたが、やっぱり夫が好きなのだ。

 

なぜかといわれると自分でもわからない。

いつも夫にどこが好きかと迫っているのに。

 

今日読んだカサンドラの本には、AS夫は純粋でまっすぐだと書いてあった。

たしかにそうかもしれない。

 

別にどこか一点を好きになったわけではないけど、お互いに惹かれるものがあったはず。

私たちは似たもの夫婦ではないので、多分自分にはないものを魅力だと思ったんだろうなぁ。