きのうTwitterで、将棋の羽生さんがこのように言っていると知った。
「報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」
まさに今自分に必要な言葉だと思った。
自分に才能があるとは思わないが、ネットの仕事で食べていけるようになるには、今の作業や学びを苦しみながら(もちろん楽しいのだが)続けることしかない。(選ばなければ「ネットの仕事」で食っていくことはできるのだが…)
9年間にわたりライティング・取材・ウェブメディア編集業務をしてきて、お腹いっぱいいなってしまった。それよりもSE寄りのいろいろの方が楽しいと思うようになった。
2023年になり、鬱々とした日々を抜けて、何か少しでもいいから始めようと思った。
それで今、作ったブログをカスタマイズしたり、javascriptを学んだりしていて、それが毎日続いている。
続いているのはよいことだが、同時に、ものすごく大きな不安もある。
自分が楽しいと思う作業や勉強をしても、それが成果に繋がるかわからないからである。
そんなときに羽生さんのこの言葉を見て、信じてやるしかないと思った。
もうひとつ、長年自分を励ましてくれているのがイチローのこの言葉だ。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
これも本当にそうだと思う。
スケールの小さいことだけど、私は毎年冬になると編み物を1度はしていて、年々できることが増えていく。かぎ針編みの編み込みで模様を浮き出させたり、棒針のなわ編みで簡単なアラン模様を作ったり。
うまくなろうとか、売ろうとか、教えられるようになろうとか思ったわけではないからこそ、小さなことを積み重ねられた。人に見せたら「すごいねー!」と言ってもらえたりするようになった。
仕事のこともそうかもしれない。
ライティング技術だとか、SEO知識だとか、HTML&CSSなんかは、日々少しずつやってきたからこそ、自分でサイト構築できるようになった。
プログラミングも、毎年少しずつ挑戦していたため、「この言語が使えます」とまでは全然言えないまでも、wordpressのカスタマイズが少しできるようになってきた。
何が言いたいかというと、今私はGoogleタグマネージャー(GTM)とGA4の連携で挫けそうになっている。
新しいツールを導入したり、使いこなすには一定の時間が必要で、概念を習得するには学びを何周もしないといけない。
初めてのことなのでうまくいかなくてイライラして、投げやりな気分の自分を励ましたくて、ブログをつい開いた。
結局うまくいくまで、検索したり動画を見たり、フォーラムで質問したり、いろんなことをやるであろう。今までもそうやってスキルを身に着けてきた。辛いけど。
だけど一つ確実なのは、これをクリアすればまたひとつマーケの知識がつくということだ。もし転職活動をするにも、GTMもGA4も使えます!と言える方が随分いい。
だからこの時間はとても有意義なのだ。
給料をもらいながらこういうことをしている頃は、何の不安もなかった。
休職中の今は、未来が不安でしかない。
だけど確実に自分の力になる学びを、毎日何時間もしているのだから。
お金になっていなくても、価値ある時間を過ごしていると思おう。