会社の飲み会は、何とか上手くいった。
アメリカ人同僚に根回しをしておいたのが功を奏したのもあり(?)、Bさんが自分の言葉でちゃんと語ってくれたので、事態がよい方向へ進んだ。単なる地獄の飲み会にならなくてよかった。
互いの欠点が際立ってしまったのが今回のきっかけだったので、それ自体をなくすことはできないけど、配慮しながら進めていけるのではないかと思う。
Bさんもここまで小さな会社で働いたことがないので、きっと少しのアクションが予想以上に波及して戸惑ったと思う。
次からは私も丸投げにせず、分析の話に入ることで回避したい。
それはそうと。
ここ最近夫のスキンシップや言葉での愛情表現不足に悩んでいた。
何度も、手紙を書いては渡せずにカバンやiphoneのメモ帳にしまったりしていた。
しかし今日になって、伝えよう、と思い、時間を作って夫に話した。
ちょうど夫が忙しい時期に入ったこともあり、最初は流される感じだったのだが、夫からのハグがどれだけ自分にとって大事かという手紙を掘り起こし、渡したら、しっかり読んでくれた。
肝心のハグも、「強要されてすることじゃないし、今日は無理」と言われていたけど、手紙を読んだ後で、「寝る準備するから一緒にきて」と寝室に呼ばれ、布団の隣をポンポンと叩いて、隣に来るよう促してくれた。
腕枕のような形でしばらく隣に居させてくれて、お母さんが子供にするように、背中を優しく撫でていてくれた。
こんなのははじめてのことで、感動して泣いてしまった。
いろんな夫婦があると思うけど、すぐにこうして行動に移してくれたことは、私には初めてだった。
手紙を書いた日は、頼み込んで夫に長いハグをしてもらった日だったので、その感謝と、ハグをされると自分に何が起きるか。そして、ハグがどんなに自分にとって大事かを書き連ねた。
あわせて、子供時代に万全な愛着を得られなかったために、自分1人ではリラックスが難しいこと、夫にハグをしてもらえるととてもリラックスできることを伝えた。
別に同情を誘いたいわけではないけれど、なぜ自分にとってスキンシップがここまで切実に必要なのかを理解してほしくて、そこまで書いた。
夫に対して、自分の過去を詳細に語ることはあまりしてこなかった。なので、とても緊張する作業である。否定されたらどうしよう、と思ってしまう。
それにもかかわらず、夫はしっかり手紙を読んで、理解して、「今日はムリ」と言っていたのに、布団に私を呼んで抱きしめてくれた。
私が部屋を出るときには「すきだよ」とも言ってくれた。
嬉しくて、涙涙だった。
それだけで、血が通って、世界に色がついて、いきいきと生きていける。そんな感じがする。
嬉しすぎて、とりあえず溜まった皿を洗い、洗面台を綺麗にし、リビングに散らかった自分の服を片付けた。
こういうのが日常になったら最高なのにな…
何でもする…もう何でもするのに…